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仙台市役所の事務ミスについて

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暑い日ですね。 昨日から仙台市でも30度を超える気温を観測しております。体が暑さに慣れていませんので暑さを油断せず、適切にエアコンをつけたり、水分補給をして無理せずにお過ごしください。 私も暑いのは好きなのですが無理はしません。 本日の河北新報の記事に源泉徴収ミスの追加分が1883万円あったという記事が載りました。今回のミス発覚での不納付加算税と延滞税は約89万円で一般財源から支出する予定とのこと。 【仙台市の源泉徴収ミス、5年で264件1883万円 制度や法令の理解不足】 https://kahoku.news/articles/20230518khn000008.html 私のこの記事に対する見方は2点あります。 1点目は事務ミスそのものについて。 私も消防士時代は事務に携わっていて、源泉徴収の事務もしたことがあります。処理の方法が分からず、担当部署に聞いても「税務署に聞いてほしい」と言われたことを思い出します。 確かに税のことは税務署なのですが、この事務を責任を持ってやっている担当がいないことにがっかりしました。 事務全般において、責任の所在をはっきりさせることは最も重要なものの一つです。役所内では残念ながら事務のたらい回しが横行していて、どれだけ責任を負わないように仕事をするかということに力が注がれていました。 積極的に仕事をする方もいるのですが、 ①積極的に責任を負って仕事をすること ②責任を負わないように仕事をすること この2つを天秤にかけたときに、現在の役所内の評価システムだと大部分の職員が②を選びます。 ①を選ぶ職員は出世欲が強い人、仕事に対して面白さを感じている人など若干変わり者に見られる傾向がありました。 これを①がスタンダードになるような制度設計をすることが必要と思います。 具体的には、昇給に差をつけたり、仕事をしていない職員を適正に処分したりというムチの部分。いい仕事をすると褒めてもらえるというアメの部分。 こういうものを混ぜ合わせて変えることが考えられますが、これまでの制度とは違ったものになりますので、職員労働組合など関係の団体との話し合いは必須ですし、おそらく変えることへの反対もあるのでしょう。 こういう改革は日本維新の会のような、特定の団体・宗教から支援をされていない、しがらみのない政党でないとできないものだと思...

先進7カ国(G7)各会議について

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5月19日に広島で開催されるG7広島サミットを念頭に、日本中で各分野の大臣会合が開かれています。私の住む宮城県仙台市でも5月12日から14日まで科学技術の担当大臣会合が秋保(あきう)温泉で開かれています。 交通規制や警備、その他様々な事柄がG7会合に関して行われております。先日、和歌山県であった岸田首相への爆発物騒ぎや故安倍元総理への襲撃事件など、トップを狙ったテロ行為が相次いで発生したことで、警察・消防関係者の皆様はさぞかし緊張感のある状態になっているかと思います。 本当に大変お疲れ様です。 オンラインで世界中がつながるこの時代にこの労力をかけて集まる意義があるのかということは一瞬頭をよぎりますが、逆にオンラインではないリアルの良さというものもコロナ禍によって再認識されたものだと思います。 私自身「Zoom呑み」を数回やってみましたが間の取り方が難しく、おかしな空気になってしまうことも多く、私たちが普段やっていた飲み会は微妙なバランスの中で成り立っていて、やはり時間が許せば顔を合わせて実際に会いたいと思うものでした。 温泉は日本が誇る一般人も大臣も関係なく楽しめるエンターテイメント。各国の大臣が風呂上がりに温泉卓球で盛り上がっていたら、円滑なコミュニケーションにつながるのかなとも思います。 ふざけてるのか!とお叱りを受けるのでメディアには出せないかもしれませんが、それくらい打ち解けてもらえるとこの日のために準備をしてきた関係者の方々にもやってよかったのかなと思ってもらえると私は思います♨ 世界が不安定になっている昨今ですが、このG7が世界平和に向かって進むきっかけになることを強く望みます。 また、仙台市中心部から1時間以内で本格的な温泉に入れる、秋保温泉をよろしくお願いします! 福田ようすけ  各種リンク https://lit.link/yosukefukuda

給食無償化について

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本日の河北新報の一面は県内市町村の給食費無償化についてでした。 https://kahoku.news/articles/20230430khn000038.html 小中学校の給食費は仙台市では一食290円で月にすると一人につき5,000円程度。 お金持ちの子どももそうでない子どもも、親の給料に関わらずタダで学校給食を出しましょうというものです。 河北新報の記事だと完全無償化は県内10自治体、一部無償化は4自治体。私の住む仙台市では残念ながら無償化されていません。 (河北新報から引用) 仙台市などの政令指定都市で子どもの人口が多い自治体は費用が多くかかるため実施が難しいのは十分に理解しています。市の予算はいつでもカツカツです。みんな予算の取り合いです。 また、生半可な行財政改革では財源が確保できません。全方位にいい顔をして予算をばらまいて、摩擦を起こさないようにしていれば一見うまくやっているように見えますが何も前に進まないでしょう。 宮城県は首都東京の次に出生率が少ない県です(令和3年の合計特殊出生率1.15。東京は1.08)。理由はわかりませんが全国と比較してなぜか宮城県や仙台市で子どもを産み育てようと思う人が少ない。 もう日本の少子化は止められない、少子化対策なんて無意味だという雰囲気すら漂ってきていますが、仙台市は「そんなことはない!これから変えていきましょう!」と言い続けて、この不名誉なデータにもっと危機感を持って対応しなければならないと思います。 なお、政令指定都市で実施されているのは大阪市のみ(合計特殊出生率1.27)。2番手にはなりますが、仙台市が他都市に先んじて無償化を実施して子育てしやすい街をアピールする効果はまだあります。早いもの勝ちです。 全国20政令指定都市の10番目ではアナウンス効果はありません。 ちなみに令和5年4月の統一地方選挙の直前、政府の「異次元の少子化対策の目玉として全国一律の無償化を検討する!」との方針が示されましたが、選挙が終わった現在、本当に前向きに検討をするのかはこれからちゃんと見極めなければなりませんね。 最後までお読みいただきありがとうございました! 福田ようすけ  各種リンク https://lit.link/yosukefukuda